新体系看護学全書 基礎科目

社会学 第1版

B5判/220頁/定価2,310円(本体2,100円+税10%)

ISBN:978-4-8392-3123-1

第1版/2007年 01月

 

編集

米林 喜男 亀田医療大学看護学部教授

渋谷 優子 日本赤十字秋田看護大学大学院看護学研究科教授



 第1編では「看護のための社会学の基礎」を学び第2編では社会学の研究方法を看護研究・看護活動に応用することを狙いとした「看護社会学の課題と方法」について理解を深めていきます。

 なぜ看護を学ぶのに社会学が必要なのかこのテキストで学んでいく中でその答えが見つかるよう、看護学と社会学とのつながりを意識した内容となっています。

 本書による学習が看護・保健・福祉サービスの向上につながりそれが患者さんなどの利用者へ還元されることを願っております。


執筆者(執筆順)

米林 喜男 亀田医療大学看護学部教授

藤澤 由和 宮城大学社会工学系教授

吉田 光爾 東洋大学大学院ライフデザイン学研究科教授

小藪 明生 早稲田大学文学学術院

濱野  強 島根大学プロジェクト研究推進機構講師

渋谷 優子 日本赤十字秋田看護大学大学院看護学研究科教授

本間千代子 新潟医療福祉大学健康科学部看護学科教授

塚本 康子 新潟医療福祉大学健康科学部看護学科教授



目次

【第1編】看護学の基礎科学としての社会学

第1章 人間と社会

1 人間とは何か

2 児童・高齢者・患者・障害者・女性

3 個人と社会

 

第2章 家 族

1 家族の歴史的発展

2 現代家族の諸問題

3 生活設計と社会福祉

 

第3章 地域社会

1 地域社会における生活とその変化

2 地域社会の発展

3 農村社会と都市社会

4 地域社会における保健・医療・福祉

 

第4章 職業と職場集団

1 職業と社会

2 経営体と職場集団

3 医療集団

 

第5章 現代社会と現代文化

1 現代社会の形成過程

2 現代社会

3 科学技術と専門職

 

第6章 社会問題と政策的対応

1 社会問題とそのとらえ方

2 社会問題への対応:社会政策,社会保障,福祉国家

3 医療や看護にかかわる社会問題

 

第7章 社会調査

【第2編】看護社会学の現状と課題

第1章 看護社会学という領域

1 看護と社会との関係

2 看護における看護社会学の役割

3 看護現象と看護社会学

 

第2章 看護における看護社会学研究アプローチ

1 看護社会学の研究課題

2 看護社会学研究の動向

 

第3章 看護と社会学理論

1 ケアと行為

2 コミュニケーション

3 役割理論と病人役割

4 死の認識と終末期ケア

5 慢性疾患と軌跡理論

6 自己と自己概念

 

第4章 専門職と職業倫理

1 専門職の概念

2 専門職と自律性

3 医療専門職の問題

4 看護職と看護倫理

5 医療職の職業倫理

 

第5章 医療制度と看護

1 医療に関する制度

2 わが国における看護制度の歴史

3 看護活動の場

4 医療を担う専門職

 

第6章 看護職の労働

1 看護職就業者の現況

2 看護師就業者数の推移と就業場所

3 看護師不足と診療報酬制度

4 病院における看護労働の実態

5 病院における看護労働の問題点

 

第7章 現代社会における看護の課題と展望

1 少子高齢社会がもたらした課題

2 医療技術の高度化と看護

3 看護の専門職化と専門分化

4 看護教育と制度

5 国際化と看護

6 感染症対策と看護



 

 

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