新体系看護学全書 基礎科目

心理学 第1版

B5判/274頁/定価2,750円(本体2,500円+税10%)

ISBN:978-4-8392-3124-8

第1版/2006年 12月

 

編集

田中 一彦 淑徳大学大学院総合福祉研究科長、教授

長田 久雄 桜美林大学大学院老年学研究科教授



 看護職が専門職であるための最も重要な要件は人間理解です。そこで、本書はすべて“人間理解"を軸として構成しました。

 心理学の教材にありがちな理論・理屈に偏ることを排し、“日常の生きた人間理解”“病む人間の臨床場面における心のあり方”に近づけるよう具体性に力点を置いて記述しています。

 心理学の面白さを伝える豊富な図表とコラム、そして簡易な文章表現で読者の学びをサポートします。


執筆者(執筆順)

田中 一彦 淑徳大学大学院総合福祉研究科長、教授

金子 利佳 国立情報学研究所技術補佐員

和田 博美 北海道大学大学院文学研究科教授

髙橋 桃子 前小田原女子短期大学保育学科講師

伊波 和恵 東京富土大学経営学部准教授

加賀谷崇文 秋草学園短期大学地域保育学科准教授

山本  明 中部大学人文学部准教授

福川 康之 早稲田大学文学部准教授

宮下 敏恵 上越教育大学学校教育学部准教授

長田 久雄 桜美林大学大学院老年学研究科教授



目次

第1章 看護における人間理解

 1 人間理解と心理学

 2 科学としての心理学

 3 心理学における心とからだ

 

第2章 認知からの人間理解

 1 感覚・知覚と心理的環境

 2 記憶と想起

 3 言語とコミュニケーション

 

第3章 行動からの人間理解

 1 欲求と動機づけ

 2 葛藤とフラストレーション

 3 学習と行動

 

第4章 発達からの人間理解

 1 発達段階と発達課題

 2 乳幼児期から青年期へ

 3 成人期から老年期へ

第5章 パーソナリティからの人間理解

 1 パーソナリティとは

 2 知能の理解

 3 性格の理解

 4 自己と自己意識

 5 パーソナリティの理解

 

第6章 人間関係からの人間理解

 1 対人認知と対人関係

 2 集団と組織

 3 社会と文化

 

第7章 心理臨床からの人間関係

 1 ストレスとコーピング

 2 適応のメカニズム

 3 カウンセリングと心理療法

 

第8章 看護に活かす心理学

 A 病者,患者,障害者の心理の理解

 B 看護師自身の心理の理解

 C 患者と看護師との関係

 D 看護師と医療スタッフとの連携



 

 

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