1976年の創刊以来、一貫して看護管理、看護教育の両方の話題を取り上げ続けている、看護界唯一の総合誌です。
特集では看護管理・看護教育を問わず、読者が今知りたい看護問題にスポットをあて、詳細な解説や解決策を提示します。
看護界の重鎮から新進気鋭のインフルエンサーまで、看護業界を賑わす才能豊かな連載陣が、あなたのワークライフを豊かにする情報をお届けします。
特集
予測不可能な事態を乗り切る概念
エフェクチュエーション(いま何ができるか思考)を学ぶ
近年、エフェクチュエーション(いま何ができるか思考)という考え方が提唱され、実業の世界に広がりつつあります。
エフェクチュエーションとは、問題解決型のアプローチです。このエフェクチュエーションを活用すれば、目標とその達成のために最適だと思われる方法を設定し、VUCA(予測困難)な状況下でも、最適解を導き出すことが可能です。そしてエフェクチュエーションによるアプローチは、予期しない事象に高頻度で遭遇する医療・看護の世界にも応用可能で、現場の様々な問題の解決に有効だと考えられます。
そこで今回の特集では、エフェクチュエーションの考え方と医療・看護の現場における応用事例を紹介し、どの病院でも活用できるエッセンスを提供します。
●次号予告
特集
委任と承認を駆使して力強い味方にする
年上スタッフのマネジメント
編集協力 河野秀一 (株式会社サフィール 代表取締役)
年上の部下へのマネジメントがうまくいかない理由として、看護管理者が自分のマネジメントに自信がもてない・パワハラと受け取られることを恐れて指摘ができないという看護管理者個人の問題と、心理的安全性が担保されておらず安心して意見を言い合うことができないという組織風土の問題があります。
このような理由から看護管理者が年上の部下とのかかわりを避けるようになると、年上の部下の承認欲求が満たされず、看護管理者や組織全体に不満をもつようになり、組織全体のマネジメントが崩れる可能性が高まります。年上の部下に対しては、業務を適切に委任し、その結果を承認することが大切です。
そこで本特集では、看護管理者が年上の部下に対して効果的なマネジメントを行い、組織において看護管理者の力強い味方になってもらえるようなかかわり方について、事例も含めて紹介します。
2024年3月臨時増刊号(2/25発売)
看護管理者が知っておきたい
職員への合理的配慮の基本
今までは努力義務であった事業者による障害のある人への合理的配慮の提供が、2024年4月より義務化されます。看護の場においても、患者に対してだけではなく働くスタッフに対しても合理的配慮の提供が義務化されるため、看護管理者も理解を深めておく必要があります。
そのため本特集では、合理的配慮が義務化に至った背景の解説や、実際の事例・架空事例を用いた合理的配慮の理解度チェックなど、合理的配慮についての具体的な情報を提供します。
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