新体系看護学全書 看護の統合と実践③

国際看護学 第4版

B5判/256頁/定価2,420円(本体2,200円+税10%)

ISBN:978-4-8392-3411-9

第4版/2023年 11月

 

編集

樋口まち子 前国立看護大学校教授



 「持続可能な開発目標(SDGs)」の健康に関する目標達成における,看護職の担う役割と国際看護活動の重要性について記述するとともに,世界的な看護師不足の現状とそれに対する労働環境の整備についての記述なども強化しました。

 昨今の在日外国人・訪日外国人の増加に対応し,海外での国際看護活動だけでなく,日本国内における国際看護活動の重要性についても,事例をとおして学べる構成となっています。

 国際看護学の理論的基盤,国際看護における異文化理解と自文化理解など,国際看護活動を支える基本を身につけられるよう工夫しました。


執筆者(執筆順)

樋口まち子 前国立看護大学校教授

李  節子 長崎県立大学教授

當山 紀子 琉球大学客員研究員

菊池 雅子 JICA 緒方貞子平和開発研究所人間開発領域リサーチオフィサー

八田早恵子 名古屋学芸大学准教授

堀井 聡子 三菱UFJリサーチ&プランニング主任研究員

田村 豊光 国立国際医療研究センター国際医療協力局人材開発部広報情報課長

廣田 直美 四日市看護医療大学講師

横手 春子 ユニセフ・ネパール事務所 保健担当官

宇野いづみ JICA インドネシア事務所 健康管理員

二見  茜 元国立感染症研究所実地疫学研究センター

野中 千春 国立看護大学校講師

工藤 恵子 帝京平成大学教授

永田 容子 結核予防会結核研究所対策支援部副部長

座間 智子 結核予防会結核研究所対策支援部保健看護学科科長

山本 裕子 シェア=国際保健協力市民の会在日外国人支援事業担当



目次

序章 なぜ地球規模で看護を考えなければならないのか

 Ⅰ 看護職にとって国際的視点をもつことの意味

 Ⅱ 看護職の行動倫理と国際看護学

 Ⅲ 国際社会における看護の役割

第1章 国際社会の現状と国際看護活動の課題

 Ⅰ 第2次世界大戦後の国際社会

 Ⅱ 世界の保健・医療・福祉の現状と課題

 Ⅲ 共存に向けた国際協力

 Ⅳ 国際看護学の概念枠組み

第2章 国際看護活動の支援を必要とする対象

 Ⅰ 国際看護活動が扱う範囲

 Ⅱ 海外における看護活動

 Ⅲ 在日外国人への看護活動

 Ⅳ 国際的な人口移動の多様化に伴う看護支援

第3章 国際看護活動を推進する人と機関

 Ⅰ 保健医療分野における国際機関

 Ⅱ 国としての国際協力活動

 Ⅲ 国際看護活動を推進する人々

 Ⅳ 国内外のNGOによる国際協力活動

第4章 多文化共生と国際看護活動

 Ⅰ 文化的存在としての人間

 Ⅱ 文化を考慮した看護

第5章 国際看護活動の展開プロセス

 Ⅰ 国際的関係構築と看護活動の持続可能性

 Ⅱ 地域を把握する方法

 Ⅲ 大規模プロジェクトにおける手法

 Ⅳ プライマリヘルスケア( PHC) 実施のための調査方法

 Ⅴ 国際看護活動に必要な能力

第6章 国外における国際看護活動の実際

  アジア地域:ベトナム/アフリカ地域:コンゴ民主共和国/中央アメリカ地域:メキシコ/中東地域:モロッコ/太平洋諸島地域:ソロモン諸島

第7章 在日外国人・訪日外国人に対する看護活動の実際

 Ⅰ 病院での看護活動

 Ⅱ 地域での看護活動



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