新体系看護学全書 小児看護学②

健康障害をもつ小児の看護 第7版

B5判/656頁/定価5,280円(本体4,800円+税10%)

ISBN:978-4-8392-3402-7

第7版/2022年 11月

 

編集

小林 京子 聖路加国際大学大学院看護学研究科小児看護学教授

高橋 孝雄 慶應義塾大学名誉教授



 「小児看護学①」で学んだ正常な成長・発達の過程を礎に何が異常であるかを学べるよう本書における健康障害の解説でも発達段階を意識したつくりとしています。

 第5編第3章を大幅に見直しより実践的なフィジカルアセスメントが学べるようになりました。

 第6編「小児によくみられる疾患とその治療」では系統臓器別に各疾患の定義や病態生理・原因疾患・症状・検査・治療などについて解説しています。

 講義するパートが明確にわかれていますので講師への依頼がスムーズに行えます。

 小児を対象にした看護技術を解説した動画を多数収録しています。授業の予習や復習はもちろん実習前の知識の確認にも役立ちます。

実習では,なかなか行えない技術の確認に! 新規撮りおろし動画

バイタルサインの測定方法など初歩的な看護技術から検査・処置の手順・プレパレーションの手法など実践的な看護技術に至るまで小児を対象にした看護技術を解説した動画を多数収録しています。

授業の予習や復習はもちろん実習前の知識の確認にも役立ちます。

収録項目を一部紹介

 ・画像検査時のプレパレーション 

 ・洗髪

 ・点滴時の衣服の交換方法 

 ・血圧の測定方法

 ・採尿バッグを使用した採尿の方法 

 ・発達段階に合わせた経口与薬の方法

 ・一次救命処置 

 ・気道異物の除去

サンプル動画



執筆者(執筆順)

小林 京子 聖路加国際大学大学院看護学研究科小児看護学教授

小西 美樹 獨協医科大学看護学部小児看護学教授

富岡 晶子 東京医療保健大学医療保健学部教授

篠木 絵理 東京医療保健大学千葉看護学部教授

佐藤 奈保 千葉大学大学院看護学研究院准教授

小崎健次郎 慶應義塾大学医学部臨床遺伝学センター教授

大石 直樹 慶應義塾大学医学部耳鼻咽喉科准教授・診療科副部長

山岸 敬幸 慶應義塾大学医学部小児科教授・診療科副部長

黒田 達夫 慶應義塾大学医学部外科学(小児)教授・診療科部長

長谷川奉延 慶應義塾大学医学部教授・慶應義塾大学病院副病院長

安岡 秀剛 藤田医科大学病院リウマチ・膠原病内科教授

福島 裕之 東京歯科大学市川総合病院小児科教授  他



目次

【序 章】 小児の健康障害の転帰と療養の場

 

【第3編】 健康問題・障害のある小児の看護

第1章 健康問題・障害が小児と家族に与える影響と看護

 Ⅰ 小児の病気の理解と説明

 Ⅱ 病気や診療・入院が小児に与える影響と看護

 Ⅲ 小児の病気や診療・入院がきょうだい・家族に及ぼす影響と看護支援

 

第2章 それぞれの発達段階に応じた看護

 Ⅰ 新生児期の看護

 Ⅱ 乳児期の看護

 Ⅲ 幼児期の看護

 Ⅳ 学童期の看護

 Ⅴ 思春期・青年期の看護

 

第3章 小児にみられる主な症状と看護

 Ⅰ 啼泣・不機嫌

 Ⅱ 発熱

 Ⅲ 発疹

 Ⅳ 悪心・嘔吐

 Ⅴ 下痢

 Ⅵ 便秘

 Ⅶ 脱水

 Ⅷ 呼吸困難

 Ⅸ チアノーゼ

 Ⅹ 痛み

 ⅩⅠ 意識障害

 ⅩⅡ 痙攣

 ⅩⅢ ショック

 ⅩⅣ 黄疸

 ⅩⅤ 浮腫

 ⅩⅥ 瘙痒感

 

第4章 経過の特徴と看護の展開

 Ⅰ 急性期にある小児と家族への看護

 Ⅱ 周術期における小児と家族への看護 

 Ⅲ 慢性期にある小児と家族への看護

 Ⅳ プライマリヘルスケアで出会う小児と家族への看護

 Ⅴ 終末期にある小児と家族への看護

 

【第4編】 小児と家族に生じやすい状況と看護

第1章 臨床において起こりやすい・直面しやすい状況と看護

 Ⅰ 検査・処置を受ける小児と家族への看護

 Ⅱ 痛みを表現している小児と家族への看護

 Ⅲ 活動制限が必要な小児と家族への看護

 Ⅳ 外来における小児と家族への看護

 Ⅴ クリティカルな状況にある小児と家族への看護

 Ⅵ 救急処置が必要な小児と家族への看護

 Ⅶ 出生直後から集中治療が必要な小児と家族への看護 

 Ⅷ 先天的な健康問題のある小児と家族への看護

 Ⅸ 心身障害のある小児と家族への看護

 Ⅹ 医療的ケアを必要としながら退院する小児と家族への看護

 

第2章 地域・在宅看護

 Ⅰ 聴覚障害のある小児と家族への看護

 Ⅱ 発達障害のある小児と家族への看護

 Ⅲ 家庭で療養している慢性疾患のある小児と家族への看護

 Ⅳ 在宅・地域で医療的ケアを必要とする小児と家族への看護

 

第3章 特別な状況,その他起こりやすい・直面しやすい状況と看護

 Ⅰ 心の問題を抱えている小児と家族への看護

 Ⅱ 虐待を受けている小児と家族への看護

 Ⅲ 災害を受けた小児と家族への看護

【第5編】 健康問題・障害のある小児に必要な看護技術

第1章  コミュニケーション技術

 Ⅰ 小児看護のコミュニケーションとは

 Ⅱ コミュニケーション技術

 Ⅲ 小児各期にある子ども・家族へのコミュニケーション

 

第2章  意思決定のための心理的支援技術

 Ⅰ インフォームドコンセントとインフォームドアセント

 Ⅱ プレパレーションの方法

 Ⅲ 小児各期にある小児へのプレパレーション

 

第3章 ヘルスアセスメントの手法

 Ⅰ ヘルスアセスメントとは

 Ⅱ バイタルサインの測定

 Ⅲ フィジカルアセスメント

 

第4章 検査や処置の手法と看護

 Ⅰ 採血

 Ⅱ 採尿

 Ⅲ 骨髄穿刺

 Ⅳ 腰椎穿刺・髄腔内注射

 Ⅴ 与薬(経口与薬)

 Ⅵ 注射

 Ⅶ 輸液療法

 Ⅷ 吸引

 Ⅸ 酸素療法

 Ⅹ 経管栄養

 ⅩⅠ 画像検査

 

第5章 指導・教育技術

 Ⅰ 教育的支援とは

 

【第6編】  小児によくみられる疾患とその治療

第1章 小児医療・小児保健の役割と特性

 Ⅰ 小児医療

 Ⅱ 小児保健

 

第2章 染色体異常・先天異常

 Ⅰ 染色体異常・先天異常とは

 Ⅱ 先天異常の代表的疾患

 

第3章 新生児の特徴と疾患

 Ⅰ 新生児の特徴と異常徴候

 Ⅱ 新生児の主な疾患

 Ⅲ 超低出生体重児の特徴

 Ⅳ 成熟異常

 

第4章 系統臓器別疾患

 Ⅰ 皮膚疾患

 Ⅱ 眼疾患

 Ⅲ 耳鼻咽喉疾患

 Ⅳ 呼吸器疾患

 Ⅴ 循環器疾患

 Ⅵ 消化器疾患

 Ⅶ 腎・泌尿器疾患

 Ⅷ 運動器疾患

 Ⅸ 神経・筋疾患

 Ⅹ 血液疾患と腫瘍

 ⅩⅠ 感染症

 ⅩⅡ 内分泌・代謝疾患

 ⅩⅢ アレルギー疾患

 ⅩⅣ 免疫疾患・リウマチ性疾患(膠原病)

 ⅩⅤ 精神疾患とメンタルヘルス

 ⅩⅥ 神経発達症群(神経発達障害群)

 ⅩⅦ 外傷・小児救急



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