新体系看護学全書 地域・在宅看護論

地域・在宅看護論 第6版

B5判/436頁/定価3,520円(本体3,200円+税10%)

ISBN:978-4-8392-3383-9

第6版/2021年 12月

 

編集

河野あゆみ 大阪公立大学看護学部地域包括ケア科学分野教授



 従来の「在宅看護論」に“ 地域(地域看護)”の視点を大幅強化しました。

 「地域・在宅看護論」への科目名と位置付けの変更を受け1年生からでも授業でお使いいただけるよう章構成を見直しました。

 第1~3章は1年生に向けて授業を行う際に初学者でもスムーズに学習できるよう,特に本文中の表現にできるだけ平易な言葉を用いています。

 高齢化の進行2025年問題それに向けた地域包括ケアシステムの構築など在宅看護を取り巻く情勢を背景とした内容としています。

 訪問看護を中心に据えつつ地域看護の視点を盛り込み地域包括ケアシステムや他職種との連携について詳しく述べています。

 代表的・特徴的な事例とともに近年注目されている「エンド・オブ・ライフケア」や「フレイル」などの事例を第4章で取り上げています。

 第6章では地域看護・在宅看護の場で遭遇する健康障害についてまとめています。実習ではなかなか担当することのできない支援困難な事例も教科書内で解説。在学中から将来の実践を見据えた教育を支援します。

 第6章各節には事例を掲載しておりグループワークやディベートなどのアクティブラーニングにご活用いただけます。また高齢化や医療の進歩による慢性疾患をもつ患者の増加を受け“慢性疾患管理”の項目を追加しました。

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●動画目次立て

 Ⅰ 新カリキュラムにどうして『地域・在宅看護論』が加わったのか

 Ⅱ 授業構築につかえる!『地域・在宅看護論』シラバス案の解説

 Ⅲ 新カリキュラムで求められる『地域・在宅看護論』の講義・演習・実習のポイント

 Ⅳ 『新体系看護学全書 地域・在宅看護論』の編集にあたって


執筆者(執筆順)

河野あゆみ 大阪公立大学看護学部包括ケア科学分野教授

塚崎 恵子 金沢大学医薬保健研究域保健学系教授

尾㟢 章子 東北大学大学院医学系研究科保健学専攻老年・在宅看護学分野教授

岡本双美子 大阪公立大学看護学部先進ケア科学領域地域包括ケア科学分野准教授

吉行 紀子 大阪公立大学看護学部先進ケア科学領域地域包括ケア科学分野

立石 容子 株式会社コメディカハピネス訪問看護ステーション代表取締役

濱吉 美穂 佛教大学保健医療技術学部看護学科老年看護学領域准教授

牛久保美津子 群馬大学大学院保健学研究科在宅看護学教授 

丸尾 智実 神戸市看護大学療養生活看護学領域在宅看護学准教授

片倉 直子 神戸市看護大学療養生活看護学領域在宅看護学教授

福島奈緒美 和泉市役所生きがい健康部高齢介護室高齢支援担当総括主幹

藤田 倶子 千里金蘭大学看護学部看護学科在宅看護学教授

小林  愛 ケアプロ訪問看護ステーション東京保健師

白井みどり 大阪公立大学大学院看護学研究科看護学専攻教授

加茂ふみ子 ファミリーホスピス平野ハウスホーム長

飯坂 真司 淑徳大学看護栄養学部栄養学科准教授

池田 直隆 大阪公立大学大学院看護学研究科講師 



目次

第1章 地域における生活と健康

 Ⅰ 地域の人々の生活と健康

 Ⅱ 生活と健康をめぐる動向

 Ⅲ 生活と健康を支えるケア

 

第2章 地域・在宅看護の基盤

 Ⅰ 生活と健康を支える地域・在宅看護

 Ⅱ 地域・在宅看護の理念

 Ⅲ 地域・在宅看護の変遷

 Ⅳ 地域・在宅看護の倫理

 

第3章 地域・在宅看護を支えるしくみ

 Ⅰ 地域・在宅看護を支える制度

 Ⅱ 地域包括ケアシステム

 Ⅲ 訪問看護の制度と機能

 

第4章 地域・在宅看護の個別支援

 Ⅰ 在宅看護過程

 Ⅱ 家族支援

 Ⅲ ケアマネジメント

 Ⅳ 療養移行支援

第5章 地域・在宅看護のシステムづくり

 Ⅰ 地域アセスメントと地域包括ケアシステムづくり

 Ⅱ 健康づくりと疾病予防のシステム

 Ⅲ 在宅看護におけるリスクマネジメント

 Ⅳ 災害マネジメント

 

第6章 地域・在宅看護と健康障害

 Ⅰ 地域・在宅看護とエンド・オブ・ライフケア

 Ⅱ 地域・在宅看護と難病ケア

 Ⅲ 地域・在宅看護と慢性疾患管理

 Ⅳ 地域・在宅看護と生活不活発病予防

 Ⅴ 地域・在宅看護と認知症ケア

 Ⅵ 地域・在宅看護と介護予防

 Ⅶ 地域・在宅看護と精神障害ケア

 Ⅷ 地域・在宅看護と小児ケア

 Ⅸ 地域・在宅看護と複雑困難事例ケア

 

第7章 地域・在宅看護の援助技術・技法

 Ⅰ 生活を支えるコミュニケーション技術

 Ⅱ 生活を支える地域づくりの技法

 Ⅲ 生活を支える技術と医療ケア



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